2010年09月18日

虹の伝説(原ちえこ/なかよし)

こういった世界観の少女漫画て今無いよな~~・・・寂しい。

田舎に住む伯爵令嬢、フィンニーはおてんばで泣き虫な少女。今日も仲間たちと、小さな湖を囲む「虹の谷」を駆け回っている。
そんなある日、ロー叔父さまが、公爵家の跡取り息子・アドリアンを連れ、フィンニーの館にやって来た。
初めはケンカばかりしている二人だったが、いつしか心を通わせるようになる。
だが、突然の別れが幼い恋を引き裂く・・・
『虹の出たに日7種類の花を枕元に置いて寝ると、夢に未来の恋人が現れる』そんな伝説をもとに描くロマン作品。



古き良き少女漫画の世界。
どこかよくわからん国(たぶん欧州)、貴族にフリルの洋服に金髪縦ロールに・・etc
いわゆる、一般男性が少女漫画に対して偏見を持つ、その代名詞的な世界観。
俺は大好きでした!!(笑)

キャンディキャンディに代表されるように『なかよし』はこのての作品がどれも面白かったな♪


この作品、今読んでも十分に面白いんだコレが。
子供時代と現在とどっちも楽しめるのってやっぱスゴイ。

フィンニーとアドリアンが別れたのち、再会。そして二人のドラマがどんどん深くなっていくのを夢中になって読んだものです♪

  

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2010年09月16日

ポビーとディンガン(ベン・ライス/アーティストハウス)

【行方不明者・妹の友だちポビー、ディンガン・特徴・目に見えない・おとなしい・見つけた方には賞金を差しあげます】

この一文を読み、興味を持たない者がいるだろうか、いや居ない(反語)

書店で手に取り躊躇無く購入した。


妹の空想上の友達が居なくなってしまった。
落ち込み、病気にまでなってしまった妹を元気付けるためお兄ちゃんは探し出すため奮闘する。
賞金をかけポスターを作り、懸命に捜索する。
町の人は最初は笑っていたけどもついには本気で協力しだす。

心温まる物語。
というと、陳腐な評価だけど・・・しょうがない。そうなんだから。

学校図書にぜひお勧めしたいですね。



  

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2010年09月14日

OZ(オズ)(樹なつみ/LaLa)

SFマンガといえば!
AKIRAもいいけどこっちもね。

1990年第3次世界大戦勃発。最初の核ミサイルが爆発してから40分後、世界を核の冬が襲う。人類は全人口の40%しか生き残らなかった。世界は分裂状態にあり戦乱と混乱が支配していた。その中でささやかれるひとつの伝説があった。大戦前に天才頭脳集団によって造られた巨大シェルターOZ。そこは、戦いも、飢えもない科学都市だという。少女ながら天才科学者のフィリシアは、傭兵ムトーに守られOZに向かう。彼女の夢は、砂漠を見渡すかぎりの麦畑にしたいと願いだった。途中でサイバノイドの1019をOZへの道案内として3人の旅は試練をくぐり抜け進む。旅路の果てOZにたどり着いたとき3人が見たものとは…。

少女漫画とSFは合うと何度も書いてますが、この作品はもう泣きたくなるくらいの本格SF。
映画化してほしい。(アニメはあったけど、はしょりすぎでがっかり)

この作者は花咲ける青少年も獣王星も八雲立つもパッションパレードもマルチェロ物語もエキセントリックシティも十分すぎるくらいに面白いんですが、OZは俺の中で群を抜いて好き。

その昔、青春アドベンチャー(NHK-FMのラジオドラマ)でやってて、必死にテープに録音したなぁ・・・^^;

  

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2010年09月13日

コズミック(清涼院流水/講談社)

『はぁ!!?????なんじゃそりゃ?????』

この本を読み終えた後、10人中8人はこう叫ぶんじゃないだろうか。


新聞の書評で目にしたこの作品。
素っ頓狂な評価に俄然興味が沸き、読んだのだけど・・・・

設定はすごく惹かれた。
1200の密室で1200人が殺される、密室卿を名のる正体不明の人物からの犯罪予告。
誰も解けなかった密室の秘密を知ると豪語する密室卿の真の目的とは何か

分厚いながらも軽い文体でスイスイ読み進み、いよいよ驚愕のラスト。真相が明かされるそのとき・・・冒頭の言葉が口をつく。


好きか嫌いかといえば大好きですが、お勧めかお勧めじゃないかといえば後者です(笑)





  

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2010年09月11日

So What?(わかつきめぐみ/LaLa)


SFと少女漫画てなんでこんなにも合うのか。

高校生の暮里阿梨は、科学者で唯一の肉親である祖父が危篤との知らせを受け、秋津島家に駆けつける。
ところが家の中は空間が歪み、幽霊になった秋津島教授と、異世界から飛ばされてきたライムという女性がいた。
秋津島の教え子の海堂、阿梨の同級生の桃太郎の二人の居候に加え、秋津島の研究を探る名目で左遷された隣人の調査機関職員、松23号らも巻き込んで、不思議な日常が始まる。


フィクションというのは『日常の中の非日常』が描かれるものですが、面白い作品は『非日常の中の日常』が描かれたもの。
(※これは俺の大好きなお笑い芸人【ラーメンズ】のあるコントに出てくる言葉)

で、この作品(というかこの作者)はまさにこれに該当する。
荒唐無稽な非日常がものすごく自然に出来上がってて、その中の登場人物たちがきわめて普通に生活し成長していく。
そういった作品が実に上手い!

【グレイテストな私達】や【不協和音ラプソディ】などもめっちゃ面白いですが、俺はコレが一押し。

星雲賞の受賞も納得です。

  

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2010年09月10日

悪魔の辞典(A・ビアス/角川文庫)

この作品を知ったのも漫画から。
パタリロ(9巻)に出てきてて、読んでみようと思った。

背伸びしたい中学生にはピッタリでしたね(笑)
いろいろなネタを実生活で使って、嫌な顔をされたのはいい思い出です^^;

教室の休み時間に読んでて、とある先生に『渋いの読んでるな』と声掛けられたのは嬉しかったな~。
その後、その先生からは色んな本を教えてもらったのでこの本も俺の人生の重要な1冊です。

  

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2010年09月09日

BASARA(田村由美/別冊少女コミック)

コレはハリウッド映画化してもいんじゃね?TVアニメでやるなら絶対NHKで。
でも究極は宝塚でコレを見たい!


今の世の中、バサラっていったら戦国と頭に付くようですが(笑)
俺にとってはコレこそが絶対。


地球の崩壊した未来の日本。文明レベルは戦国時代に近い。
王国が圧制をしき、民衆は苦しい生活を強いられていた。
西国の白虎の村に預言者より『運命の子』として生を受けた子供がいた。名をタタラ。
西国を治める国王の末子『赤の王』は民衆のヒーローになる危険があるタタラを抹殺するため村を襲う。
襲撃を受け、村は全滅。タタラも殺されてしまう。
しかし、タタラの双子の妹、『更紗』が自らタタラと名乗り、運命の子として王国の打倒、そして愛する村を滅ぼした赤の王への復讐のため革命の旅を始める・・・・

もうね、熱すぎるストーリー。壮大にして緻密。泣きと笑いのバランスが絶妙。
キャラクターも膨大なのに一人一人がすばらしく魅力的。
一押しは《太郎ちゃん》。大大大好き。

全26巻(+外伝1冊)と読み応えたっぷり。
ぜひじっくりと読んでほしいです♪

  

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2010年09月08日

天使の卵(村山由佳/集英社)

この本との出会いはかなり衝撃でした。

高3の時、本屋で見つけて思わず手を伸ばしたのは

『え?押井守??アレをどうやって小説化したの???』

というものでした(笑)


まったく関係ないというのはページをめくってすぐに判るのですが、その文章に一発で惹きつけられ即購入。
その日の内に読み終え、心の1冊になりました。

美大志望の予備校生・歩太は、自分の進路について悩んでいた。
ある日、歩太は電車で出会った女性・五堂春妃に心を奪われる。その後、父親の入院している病院で春妃と再会し、彼女が父の主治医の精神科医であることを知る。
現在、斉藤夏姫という恋人がいながら、自分より8歳年上の春妃に惹かれていく歩太。
後に春妃が夏姫の実姉であることを知るも、春妃への想いは次第に募っていく…。


自分はもともと『青春・恋愛』モノに非常に弱いというのを差し引いてもコレにはまいりました。(※俺の人生最高の映画はエリック・ストルツ、メアリー・S・アンダーソンの《恋しくて》です)

【切ないとはこういうことである】

陳腐なコピーですが、まさにこの言葉がぴったりくる。
文字通り《のたうちまわり》ながら読みましたね・・・ラストの衝撃は未だに忘れられない。

男子高校生で、『活字嫌い』『小説なんて読まない』って言う者にこそ、コレを読んでもらいたい。

  

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2010年09月07日

FLY ME TO THE MOON(魔夜峰央/パタリロ)

言わずと知れた少女漫画界の最長作品、パタリロ。
その膨大なエピソードの中で、おそらく1番人気であるのがこの話。
収録は単行本の10巻。

マリネラの植物園に、いつか宇宙に行く日を夢みながら働くロビーという少年がいた。
彼がケガや病気を治すフシギな力を持っていることを知ったパタリロは、早速その能力を利用してお金もうけをはじめる。
しかし、ロビー少年の力の源は彼自身の生命であった。
その事を知ったパタリロは奇跡の治療をやめようとするが、某国で戦争の危機が高まる中、それを阻止できる唯一の人物が倒れる。
ロビーにはもうギリギリの生命しか残っていない、だが彼をたすけなければ何万もの人間が死ぬ・・・

ロビーはパタリロの静止を振り切り最後の力を与える。


『夢があるんです。
宇宙飛行士になる勉強をして、いつか宇宙に。飛び出してみたいんです。
アポロ11号のアームストロング船長みたいに 月へ』

絶対に泣く!
これ書いてる今も泣きそう。
特に【その日パタリロは生まれて初めて心の底から泣きました】という一文がさらなる号泣を呼ぶ・・・。


※ちなみに、この10巻には『忠誠の木』という話もあり、これも傑作です。

  

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2010年09月06日

史記(司馬遷/徳間書店)

男の子で、歴史と読書が好きな者ならば、遅かれ早かれ【三国志】を読むと思う。

そこで『面白い!』ってなると、色んな作家の三国志を読み漁るようになる。

正史はもちろん『超三国志』や『天の華、地の風』(大好きです・笑)まで読むようになるともう、立派な三国志ファンだ。

そうなるとオタク気質溢れる者は横軸から縦軸に行くのが基本。
歴史を遡り読むようになる。

そこで読んだのがこの作品でした。

1冊2.300円。全7巻

高校生には本当にキツかった(笑)、しかもその流れで【中国の思想(全12+1)】も手を出したから、さらに酷かった・・・


だけど面白い!

春秋五覇や戦国の七雄、始皇帝に楚漢の争い(子供の頃に読んでた赤龍王がようやく補完された)・・・三国志に負けず劣らず面白い。
これ読んで以来、自分の座右の銘を《人間万事塞翁が馬》にしてる。





  

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2010年09月04日

小さなお茶会(猫十字社/花とゆめ)


擬人化された猫達がつむぎ出すファンタジー。

猫の擬人化って定番というか古典というか、数え切れないほどの作品がありますが・・・コレは圧倒的に面白い。頂点といってもいい。(比べられるのは綿の国星くらいだ)

この作者の『言葉力』ってどうなってんだろうというほど凄い。

ストーリーも絵の優しさもひっくるめて、全ては作者の伝えたい言葉の為に存在しているんじゃないかと思う。


読み始めるとほのぼのとしたお話しと思うんだけど、どんどん言葉が鋭く(でも表現はあくまで優しい。だからこそ刺さる)心を打たれます。
SFであり哲学でありファンタジーであり童話であり寓話であり・・・読む人によって印象は違うかもしれないけど、『面白い』という感想は共通だと思う。

好きな話しはいっぱいあるけど『数学の塔』は強烈に印象に残ってる。
その他にも、かぶとむしの老夫婦の話は思い出すだけで泣けてくるし、物忘れの蛇と物覚えの蛇の話しなんてドン!ってくる鈍い衝撃が忘れられない。

この作者の別作品【黒のもんもん組】とはまったく印象が違っててそれも驚き。
※こっちもすごく面白いのが凄い。

  

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2010年09月03日

十角館の殺人(綾辻行人/講談社)

【新本格の旗手】
綾辻行人の作品を読んだのはかなり遅かった。
大学2年(95年)の時、すでに代表作の『館シリーズ』は4作品が文庫化されていた。
きっかけはとてもややこしいのだけど、まず田中芳樹のファンだった俺は創竜伝という作品が大好きだった。
そしてさらにCLAMPのファンだった俺は挿絵のため、ノベルズ版ではなく文庫版を集めていた。
その文庫本5巻で作者(田中芳樹)とゲストの小野不由美が対談が行っていた。
俺はこの小野不由美も好きだった。『十二国記』が大好きだったのだ。
対談の中で夫が『綾辻行人』という作家であることが言われていた。

こうなると、当然本屋で探す。そして読んだ。

まさにノックアウト。

『え~~~~???!!!』

という上質の推理小説を読んだ時に起こる至高の『やられた感』。
本当に気持ちよかったね。
速攻で既刊を揃えてもうどっぷりハマったハマった。
現在でも大好きな作家の一人。ホラーモノも幻想モノもどれも好きだが、やっぱり現在のミステリ作家といえば真っ先に彼を思い浮かべるな~。

ちなみに後年、この綾辻行人が推薦を書いていたからこそ『京極夏彦』を読むことになって大ハマりすることになる。こういうのもファン冥利に尽きるとおもう。




  

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2010年09月02日

摩利と新吾(木原敏江/LaLa)

ヴェッテンベルク・バンカランゲンって、俺の中では造語ではなくちゃんと存在する言葉になっている。

美しく切ない青春物語。

幼馴染である鷹塔摩利と印南新吾は、名門旧制高校、持堂院高校に入学する。
眉目秀麗・文武両道の二人は入学式で個性的な先輩たちに目をつけられ、秘密裏に持堂院における生徒会機関である「全猛者連」の新会長になるためのテストを受けさせられる。
そのテストに合格した二人は「全猛者連」新会長として、また持堂院の一生徒として友の死・他校との合戦など様々な印象深い思い出を作りながら、仲間たちとかけがえのない青春を過ごす。

BL?やおい?耽美??

そんなんじゃない。
美しくも儚く、けれども強い友情と愛情の狭間の成長物語。

絵がもうため息のでるほどの美しさであり、なおかつ人物の内面描写がものすごく細やか。

全体を通して『繊細』という言葉がぴったり。

この作品、今の若い子達が読んでどんな感想持つかすごく興味あるな~。

  

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2010年09月01日

飛ぶ教室(ケストナー/講談社文庫)

児童文学をいつ読んだか?
小学校の高学年でストライクに読んだのか、すこし大きくなって中・高生くらいの時に読んだのか、もっと後ですっかり大人になってから読んだのかで印象や思い入れって違ってくると思う。

この作品は自分は小6の時に読んだ。
きっかけは大好きだった少年漫画の同タイトル作品から。(いまじゃ誰も知らないマイナーな漫画だけど・・・)

世界的な名作なので内容紹介とか批評なんていまさらしてもしょうがないけど、自分はあの当時に読んでいて本当に良かったと思う。
主人公達と共にあのギムナジウムで生活してるかのような感覚は今読んでも絶対味わえないと思う。
自分の子供にも絶対に薦めるであろう作品です。

ちなみに、中学時代にハマる『24年組』の方達の作品。特に萩尾先生のトーマや竹宮先生の風木にひっかかりも無く入っていけたのは、この飛ぶ教室を読んでいたのも大きいと思う。そういう意味でも自分にとって重要な作品です(笑)





  

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2010年08月31日

SWAN-白鳥-(有吉京子/週間マーガレット)

バレエが好きです。(もちろん観る専門ですが)

アダム・クーパーの白鳥の湖は大好きですし、熊川さんのドンキホーテは拍手喝采でした。

で、俺がバレエに興味を持ち好きになったのきっかけがこの作品。
ものすっごく手っ取り早く説明すると『バレエ版ガラスの仮面』でしょうか(笑)
でも俺はこっちのほうが好きです。

この作品と山岸涼子さんのアラベスクが2大バレエ漫画として俺の心に残ってる。


このSWANですが、主人公『聖真澄』の成長譚としてだけでなく、バレエにかける若者達の青春群像劇としても素晴らしい。
キャラクターの一人一人が主役を張れるほどの魅力とエピソードが満載。

なかでも天才少女として主人公のライバルであり良き先輩・相談相手でもある京極小夜子がアキレス腱を切り、バレエが踊れなくなるエピソードの絶望~復帰への流れは涙無しでは読めない

あ、でも一番のお気に入りはファニーです。
ついでにレオンよりもルシィ派です♪


コレも新装版が出てるしぜひ読んで見て欲しいです

  

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2010年08月30日

死人にシナチク(藤井青銅/アニメージュ文庫)

アニメ雑誌『アニメージュ』を購読しだしたのは中1(89年)のときからでした。
宮崎アニメを知り、普通に嵌ったからです。
そして、本屋さんではアニメージュ文庫なるモノが並んでいて、その中からコレを見つけたわけです。

おそらく俺の人生で最初の『ラノベ』がこれだと思う。

アニメオタクな高校生の巻き込まれ方ハチャメチャ犯罪コメディなんて、今でも(今こそ?)ウケる内容ではないか。
しかも国際的犯罪組織がアニメで世界征服を企んでいるというのだから、ぶっ飛んでて面白い。

ストーリー展開はミステリモノとして王道を行きながら、随所にちりばめられたマニアックな小ネタが楽しさを一層際立たせている。また、ネタにしてもアニメはもちろん、恐竜、歴史など幅の広さはあきれるほど。

特に1巻・第3話の【爆弾カーニバル】での『アニメ青年の主張/二十一世紀の酪農とアニメーション』は何度読んでも笑ってしまう。

これ、今のラノベファンにもぜひ読んでもらいたいです。


  

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2010年08月29日

すくらんぶる同盟(松本洋子/なかよし)

なかよし史上最高のミステリ物。


推理、アクション、オカルト、ファンタジーとなんでもありの学園ミステリー。
かわいらしい絵柄と反比例して、シリアスで重い事件が結構多い。普通に殺人事件なんかも描かれてびっくり。
一応、ヒロインの恋愛的なことも描かれたりしてるけど、そんなに重きを置いてない。いい意味で少女漫画っぽくなく、大人な感じ。
ミステリもすごくちゃんとしてる。(作者は赤川次郎の作品を漫画化もしてるらしい。言われてみればなるほどである)

これ、現代でも十分通用する。つうか、ドラマ化してもいいんじゃないかな?

  

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2010年08月28日

少年探偵団シリーズ(江戸川乱歩/ポプラ社)

自分が本好きになったきっかけの作品。
小3の時、3つ上の兄が【怪盗ルパン】を親に買ってもらって読んでいたので、自分も対抗して買ってもらった。
ただ真似するのは悔しかったので『兄貴がルパンなら俺は少年探偵団でいこうというものすごく単純な理由だった(笑)

いや~・・読んだ読んだ。
人生においてあの時ほど真剣に本を読んだのはなかったかも。
文字通り寝食を忘れてって感じ。最初の1冊(タイトルに惹かれて2巻の妖怪博士)のあとは雪崩をうって読み続けた。
親がよくあれだけ買ってくれたと本当に感謝している。
子供だったからシリーズ前半(1~26巻まで)の20面相が活躍する方が好きだったな。後半(27巻~46巻)のもともとの大人向け作品を子供向けに書き直した方はオドロオドロしく怖かった。

特に11巻『奇面城の秘密は』は何度も何度も読んだな~~~

明智探偵よりも20面相よりも小林少年よりも『ポケット小僧』に憧れたね。俺の最初のヒーローかも。

  

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